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This page summarizes a practical room-tuning checklist for desktop audio: prioritize absorption (early reflections), treat the speaker-back wall and desk reflections first, and use “household items” to test placements before buying panels.
デスクトップオーディオ:吸音と防音で「より良い視聴環境」にする
このページは、デスクトップオーディオで「音が聴き取りやすい」「ボーカルが前に出る」「長時間でも疲れにくい」状態に寄せるために、吸音・防音の考え方と、6畳和室でまず効く改善手順をまとめたメモです。
このページのゴール(音が良くなるのは“こういう変化”)
音がボワつかない(反射で濁らない)
ボーカルや主旋律の位置がハッキリする(定位が決まる)
小音量でも聴き取りやすい
耳が疲れにくい(高音が刺さりにくい)
最初に分ける:防音と吸音は別物
防音(soundproof)
外に漏らさない/外の音を入れない。基本は「密閉」と「重さ」。デスク周辺の簡易施工では効果は限定的。
吸音(absorption)
部屋の反射・響きを抑えて、音の輪郭と定位を良くする。デスクトップ環境では体感差が出やすく最優先。
結論として、デスクトップオーディオで“音楽が聴きやすい”方向の改善は、まず 吸音(反射対策) から始めるのが最短です。
今回の前提(6畳和室+窓際デスク)
部屋:一般的な6畳の和室(畳あり)
デスク:短辺側の窓際、中央よりやや右
スピーカー:SANWA SUPPLY 400-SP091
目的:音楽
畳は中低音を少し吸ってくれるので有利です。一方、窓ガラスや壁は反射が強く、ここを抑えるだけで音が変わりやすい構成です。
まずやるべき改善(効果が体感できる順)
① スピーカー背後(壁)を最優先で吸音
背後反射は、音のにじみ・音像の後退・低音の濁りを作りやすいので、ここが一番コスパが出ます。
左右それぞれ、スピーカー背後に「厚みのあるもの」を置く
理想は厚み 10cm以上 (まずは仮設でOK)
② デスク天板の反射を抑える(刺さり・疲れ対策)
デスクは大きな反射板です。タオルや布を敷くだけでも高音の刺さり方が変わります。
バスタオル/ブランケット/デスクマットを、スピーカー直下〜キーボード手前まで
③ 窓の反射を抑える(音の落ち着き・安定)
厚手カーテンを閉める
可能なら、カーテンの内側に毛布などを追加(吊るす/挟む)
④ スピーカー角度と位置(無料で効く)
耳とスピーカーでだいたい正三角形
少し内振り(耳の少し後ろで交差するイメージ)
机に直置きなら、振動を減らすために下に布やゴムを挟む
段ボールは吸音材になる?
段ボール単体 は、吸音材としてはほとんど効きません(吸うというより反射しやすい)。
ただし、次の使い方なら“吸音ユニットの器”として役立ちます。
段ボール箱に タオル・毛布・服をパンパンに詰める (これで簡易吸音体になる)
吸音材を固定する「枠」「台」として使う
家にある物だけで作る「簡易吸音セット」(最短で効くセット)
セットA:スピーカー背後・左右(最重要)
段ボール箱 or トートバッグを用意
中にタオル・毛布・厚手の服を 空気が残らないくらい詰める
厚みが 10cm以上 になるよう調整
左右それぞれ、スピーカー背後の壁に立て掛ける
セットB:窓対策(刺さり・落ち着き)
カーテンを閉める
可能なら、カーテンの内側に毛布を追加(洗濯ばさみで留める/突っ張り棒に掛ける)
セットC:デスク反射(疲れ対策)
バスタオルやブランケットを、天板の“音が跳ね返る場所”に敷く
目安:スピーカー直下〜手前側(キーボード付近)まで
セットD:耳の横(一次反射:余裕があれば)
左右どちらかだけでもOKです。
クッション/座布団/タオル束を用意
座った位置の耳の横あたりの壁に立て掛ける
設置後のチェック(効果が出ているか確認)
ボーカルの位置が「中央に固定」されるか
音量を下げても歌詞が追いやすいか
サ行・ハイハットが刺さらず、輪郭だけ残るか
低音が“量”ではなく“形”として聴こえるか
やらなくていい(失敗しやすい)こと
薄いウレタンを少し貼るだけ(効きが分かりづらい)
全面を吸音して部屋をデッドにしすぎる(音が痩せやすい)
段ボール単体を壁に貼る(反射が増えることがある)
「防音材で音質が良くなる」と期待する(目的が違う)
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