This page is a beginner-friendly note about JavaScript vs TypeScript. It focuses on what changes in daily coding and when it feels natural to migrate, without turning it into a textbook.
JavaScriptからTypeScriptへ移るときの「違い」と「移行する自然なタイミング」を、迷いにくい判断軸で整理します。
最初に、よく混ざるイメージを整えます。
TypeScriptは、JavaScriptを捨てるものではなく、JavaScriptの上に「型(データの設計図)」を載せる仕組みです。最終的にブラウザで動くのはJavaScriptなので、基礎としてJavaScriptの理解はそのまま重要です。
差を「見た目」ではなく「作業の変化」で見ると、理解が安定します。
JavaScriptは「動いてしまう」ケースが多く、気づくのが遅れがちです。
function add(a, b) {
return a + b;
}
add(1, "2"); // "12"(エラーにならない)
TypeScriptは「この関数は数値を受け取る」などの前提を書けるので、ズレを早い段階で発見しやすくなります。
function add(a: number, b: number): number {
return a + b;
}
add(1, "2"); // ❌ コンパイル時にエラー
引数や戻り値の形が明示されると、未来の自分や他人が迷いにくくなります。
type User = { id: number; name: string };
function fetchUser(id: number): Promise<User> {
// ...
return Promise.resolve({ id, name: "Sample" });
}
「何を渡す?何が返る?」がコードから読み取れるため、コメントの負担も減ります(もちろん、意図のコメントは別途必要な場面があります)。
型があると、補完・ジャンプ・リネーム・影響範囲の推定が精密になります。結果として、変更が怖くなくなり、リファクタリングもやりやすくなります。
まずはJavaScriptが得意な場面をはっきりさせると、TypeScriptの導入判断もブレにくくなります。
TypeScriptの強さは「書き始め」より「変更が積み重なった後」に効いてきます。
ただし、導入のしかたを間違えなければ、これらはかなり緩和できます(後述します)。
「TypeScriptを勉強してからTypeScriptを使う」より、困りはじめた瞬間に最小導入するほうが自然に入ります。
この段階は、型注釈(number/stringなど)だけでも効果が出やすいです。
ここはTypeScriptの“本領”です。type / interfaceでデータ構造を固定すると、誤字や抜けに気づけます。
この段階は「型がないと不安」が出やすく、導入の納得感が高いです。
TypeScriptを導入しても、次の状態だと苦しくなりやすいです。
最初から高度な型(ジェネリクスや条件型など)を狙わず、まずは「型注釈」と「typeで形を固定」だけに絞るのが安全です。
「全部TypeScriptにする」ではなく、段階的に“効く場所”から入れると失敗しにくいです。
ファイルをTypeScriptとして扱えるようにします(環境が必要ですが、移行の入口として分かりやすいです)。
function formatPrice(value: number): string {
return value.toLocaleString("ja-JP");
}
まずはここだけで、ミスの多い部分(渡す値)を固められます。
type Article = {
id: number;
title: string;
tags: string[];
};
「どんなデータが来る前提か」を明示することで、呼び出し側の安全性が上がります。
propsやイベントなど、壊れやすい境界に型を置くと効果が大きいです。ここまで来ると「TypeScriptが便利」が体で分かりやすくなります。
YESが増えるほど、TypeScriptの導入メリットが大きい状態です。
A. 不要にはなりません。TypeScriptは最終的にJavaScriptに変換して動くため、JavaScriptの理解(配列操作、非同期、スコープなど)は土台として残ります。
A. いきなり全部はおすすめしません。まずは「関数の境界(引数・戻り値)」や「データの形(API/JSON)」など、効果が出やすい場所から最小導入するのが安全です。
A. 最初は number / string / boolean / array / object と、type(またはinterface)で形を固定できれば十分です。高度な型は必要になったときに学ぶ方が自然です。
A. 必須ではありません。ただ、コンポーネントが増えるほどpropsやイベントの受け渡しが増え、TypeScriptが“効く”場面が増えます。小さく始めて、育ってきたら導入するのが自然です。