This page is a beginner-friendly note for a practical question: if your room ends up looking like a clothing store, does it actually absorb sound? It organizes what changes (and what doesn’t) in a way you can apply to desktop listening.
洋服が壁一面にかかっているとき、吸音としてどこまで期待できるかを「効く範囲」と「効かない範囲」に分けて整理します。
最初に誤解しやすい点から整理します。
つまり、洋服は「部屋の中で跳ね返る音」を減らすのは得意でも、「壁を通って出ていく音」を止めるのは苦手、という位置づけです。
吸音材の基本は「音を中に入れて、摩擦で弱める」です。洋服はこの条件に意外と近いです。
布や綿、ウールなどの繊維には細かな隙間があります。そこに空気が出入りできると、音のエネルギーが繊維と空気の摩擦で少しずつ熱に変わり、反射が減ります。
ハンガーに掛かった洋服は、壁にベタ付けではなく、自然に数cm〜十数cmの隙間(空気層)ができます。多孔質+空気層は、吸音として効きやすい組み合わせです。
吸音は「どれだけ広い面を覆うか」が効きます。洋服屋のような状態だと、壁面の占有率が高くなり、効果が目に見えて(耳に聞こえて)出やすくなります。
吸音は「音の高さ(周波数)」で効き方が変わります。ここを押さえると期待値がブレにくくなります。
目安としては、だいたい中音〜高音(約500Hz以上)が得意なイメージです。
低音は波長が長く、薄い布の層では止めにくいです。低音まで狙うなら、厚み・質量・密閉(または専用の低音対策)が必要になります。
同じ「洋服が多い」でも、状態によって効き方が変わります。判断しやすいように条件を並べます。
デスクトップはスピーカーが近いぶん、反射の影響が出やすいです。洋服がある場所を「反射を減らしたい場所」に寄せると効果を感じやすくなります。
部屋の前方(スピーカー正面の壁・正面の空間)まで厚手の布で覆いすぎると、高音だけ落ちて「こもった」印象になることがあります。違和感が出たら、まずは背面・側面に寄せて調整するのが安全です。
「部屋が静かに感じた」=「外に漏れない」ではありません。ここを分けておくと対策の方向を間違えにくいです。
洋服は軽くて柔らかいので、遮音としては不利です。音漏れが主目的なら「窓の隙間」「ドア下」「換気口」など、漏れ道を先に疑う方が効率的です。
検索結果や専門測定まで行かなくても、手元で「効いている方向」を確認できます。
部屋の真ん中で軽く拍手して、響きが「シャーン」と伸びるか、「スッ」と収まるかを比べます。洋服を増やした側で伸びが短くなれば、吸音方向に寄っています。
「さしすせそ」「たちつてと」などの子音が聞き取りやすくなったら、中高音の反射が減っている可能性が高いです。
ベースが少し整理されることはありますが、低音が劇的に減るのは稀です。変化が小さくても「失敗」とは限りません(もともと狙える帯域が違うためです)。
A. ある程度までは効きますが、どこかで頭打ちになります。特に高音は減りやすいので、増やしすぎると「こもり」方向に寄ることがあります。まずは背面・側面の反射が強い場所から狙うのが安全です。
A. 効果はありますが、厚手より弱めです。薄手が中心なら、面積(覆う範囲)と密度(スカスカにしない)が重要になります。
A. 洋服だけで低音を狙うのは難しいです。もし工夫するなら、厚手をまとめて“かさ”を作り、壁から少し離して置く方がまだ方向性としては近いです。ただし、低音対策は基本的に専用の仕組み(厚み・質量・密閉・配置)が必要になります。
A. 体感の“部屋の静けさ”は改善しても、音漏れの改善は限定的です。まずは窓・ドア・換気口などの隙間対策が優先です。