This page is a beginner-friendly note about reading df -h output. It focuses on what to watch in real operations, not just column definitions.
df -h の各行を「どこが本命か」「何を危険サインと見るか」の判断に落とし込んで整理します。
df -h は「ディスク(ファイルシステム)の空き具合」を見る最初に、df -h が何の話かだけ揃えます。
-h の意味-h は Human readable(人が読みやすい単位)で、G や M のように表示してくれます。
df -h は基本的に「ディスクの空き」ですが、出力には tmpfs のような メモリ上の一時領域も混ざります(後で区別します)。
まずは列名の意味を、運用で使う言葉に置き換えます。
Filesystem(対象)どの領域を見ているかです。例:/dev/vda2 のような実ディスク、tmpfs のような仮想領域。
Size(総容量)その領域に用意されている全体サイズです。
Used(使用済み)すでに使っている量です。
Avail(残り)いま追加で使える空きです(ここが少ないと “書けない” が起こります)。
Use%(使用率)埋まり具合の割合です。運用判断では、まずこれを見ます。
Mounted on(どこに繋がっているか)この領域が、OSのどの場所(パス)として見えているかです。例:/(ルート)や /var など。
Mounted on が / の行初心者の頃は「行が多くてどれを見ればいいか」が一番迷います。
Mounted on が / の行を見る(ここが“本丸”になりやすい)/var や /home が別パーティションかどうかを見る/ が重要?/ の中には、ログ(/var/log)、Web(/var/www)、設定(/etc)、ユーザー(/home)など、よく増えるものがまとまって入ることが多いからです。
/dev/vda2 ... / を “文章” にするとこうなる出力をそのまま眺めると数字の羅列なので、1行を文章にして読み替えます。
/dev/vda2 25G 7.3G 17G 32% /
/ に繋がった実ディスク領域が 25GB あるいま “ディスクが埋まりそう” で困る状態ではありません(ただし、増え方が急だと別なので後で触れます)。
tmpfs / devtmpfs は “ディスク” じゃないことが多いここを誤解すると、判断がズレやすいです。
devtmpfs(例:/dev)デバイスファイル(OSが使う入口)のための領域で、実ディスク逼迫の指標としては見ません。
tmpfs(例:/run / /dev/shm / /run/user/1000)/ が埋まっていたらディスクとしては危険ですdf は “ファイルシステムとして見えているもの” を全部並べるので、メモリ上のファイルシステムも表示されます。
Use% の “目安” を決めておく運用で困るのは「何%から危ないの?」が曖昧なまま放置してしまうことです。
dnf)が途中で失敗する「空きはあるのにファイルが作れない」系の事故は、ここが原因になりがちです。
ファイルを置くための “席(番号)” みたいなものです。小さなファイルを大量に作ると、容量より先に席が埋まることがあります。
df -i
IUse% が高い場合は、ログの分割生成やキャッシュの増殖を疑います。
/var/log とアプリ独自ログディスクが急に埋まるときは、原因が “一部のディレクトリ” に偏っていることが多いです。
ルート直下の “どれが太っているか” を見ます。
sudo du -xh --max-depth=1 / | sort -h
よくあるのは /var 配下(特にログ)です。
sudo du -xh --max-depth=1 /var | sort -h
sudo du -xh --max-depth=1 /var/log | sort -h
Avail だけ見て安心/不安になる数字は大事ですが、判断のコツを決めておくと迷いが減ります。
毎日1回だけでも、出力を残すと変化が分かります。
df -h
df -i
(運用としては、ログやメモに貼るだけでも十分役立ちます。)
「見る→判断する」を短いチェックに落とします。
Mounted on が / の Use% は?80%を超えていたら、場所の特定(du)に進みます。
tmpfs を “ディスク” と勘違いしていない?tmpfs が減っているのは、基本的にメモリ上の話なので、ディスク逼迫の判断とは切り分けます。
df -i で inode を確認します(容量が余っていても詰まるパターンを潰します)。
A. まずは Mounted on が / の行を見ます。Filesystem が /dev/... のように始まるものは実ディスクであることが多く、tmpfs はメモリ上の一時領域です。
tmpfs の Use% が増えているのは危険ですか?A. “ディスク不足” とは別の意味です。tmpfs はメモリ上なので、増え方が異常ならメモリ圧迫やプロセス挙動の確認につながりますが、まずディスク容量の危険度は / の Use% で判断します。
Use% が 80% を超えたら、まず何をすればいいですか?A. いきなり削除せず、du で “どこが太っているか” を特定します。特に /var と /var/log が増えていないかを見るのが定番です。
A. inode が尽きている可能性があります。df -i を実行して、IUse% が高くないか確認します。